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靴と足と脚(4)~足の骨格が崩れる問題(O脚/脚が内側にねじれる)

アーチが崩れた足の方は、これまで拝見した限り非常に多いのですが、どうしても下の写真のように、O脚になって両脚の間に空間ができます。このとき、脚全体が内旋してねじれた状態になっています。

また、真横から見ると、身体の重心は、くるぶしからかなり前方に位置する姿勢になり、足裏で感じる圧力は足裏全体にバランスせず、前足部に偏った状態になってしまいます。

そして、このようなアーチが崩れた足では、前回見たように(靴と足と脚(3)参照)、本来の整った足のフットプリントとはまるで異なったフットプリントになっています。 ご自身で市販の靴を選択すると、このフットプリントに合わせた靴を選ぶことになるため、アーチが崩れた状態に合った靴を選択することになります。

そのため、下の写真のように、必然的にO脚となり、両脚の間に空間ができてしまいます。また、真横から見ると、くるぶしより少し前方に離れた位置に身体の重心が来るため、ヒール(パンプス)であれば特に前滑りを起こし、歩くうちに足が先端に押し付けられて辛くなってきてしまいます。

一方、アーチが整った足に合わせて設計したヒール(パンプス)であれば、下の写真のように、アーチが整うことによって股関節から足首まで脚が外側に開くようになり、O脚は解消します。また、アーチが整った足では、真横から見たときの重心は、くるぶしに非常に近くなります。このとき、足裏の圧力は足裏全体にバランス良く分布する状態となり、ヒールによる前滑りも起こりにくくなるので、前方に足が押し付けられたり、前足部の底面が地面に押し付けられたりして痛くなることはありません。

そして、前方、真横、いずれから見てもシルエットが美しいです。

このように、靴によって足の状態が変わり、それに伴って姿勢も変わるのです。

本来の骨格アラインメントに近づけると様々な身体の歪みも軽減することは明らかで、健康的です。さらに、ご覧のとおり、立ち姿もより一層美しくなるのです。

健康と美しさは表裏一体ですね。

それでは、また。

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