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良い姿勢とは?

今回は、姿勢について考えてみます。

姿勢の良し悪しというのは、目的によっても、考え方によっても定義が変わると思うので、ここでは、弊社が目指す姿勢について説明していきます。

下図のように、身体を、頭蓋骨、胸郭、脊柱、骨盤、大腿骨、下腿、足に分けて直立の姿勢を描くと、様々な姿勢を描けます。

一般的に、Aが普通の直立の姿勢とされていますが、実はこの場合の身体の重心は、足首の少し前になっています。重心を前にするほど、アキレス腱が引っ張られるという感覚です。足首に注目してバイオメカニクスを参考に考えると、下腿周辺の各種筋肉に力をかけなければならない状態といえます。

次にBとCを見てみましょう。昔、学校の体育などで「気を付け!」と言われるとBや極端な場合はCの姿勢を取っていましたが、胸を張ってお尻を引き上げるこれらの姿勢は、図からも明らかなように、骨盤が前傾するため腰への負担が大変大きくなります。いわゆる反り腰といわれるこのような姿勢は腰痛の原因になるため、回避したいところです。

このように考えると、日常生活を快適に送るにあたって最も負担が少ない姿勢はDになると弊社では考えて、この姿勢を目指しています。実際に、この姿勢をとってみると、いつもより重心は後ろ寄りに感じる方が多いと思いますが、このバランスで直立すると重心が丁度足首の位置に来るため下腿周辺の筋肉に最も負担が少ない状態となり、最も安定して直立できる状態と考えています。

次回は、靴を履いた時の姿勢を考えていきます。

それでは、また。

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