アーチが整ったときのフットプリントは、足の外側がしっかりと地面に接地しています。
以前の私は、内側前方に身体の重心が位置していたため、土踏まずがつぶされてしまい、主に踵と拇趾で身体を支えていました。そのため、第五趾(小指)と第四趾(薬指)で身体を支えている感覚はありませんでした。(下左図中、オレンジ:以前の実際の足)
このような足の使い方をする場合は、すぐに内側に足が倒れてしまい片足立ちはほとんどできません。「靴選びの要諦-足の骨格の崩れを知る(3)」で拝見したアーチが整った男性は、片足立ちをずっとしていられると仰っていましたが、これはアーチが整っているため、第五趾と第四趾がしっかりと地面と接地する足になっているからなのです。(上左図中、黒色:「靴選びの要諦-足の骨格の崩れを知る(3)」で拝見したアーチが整った男性の足)
私のアーチシミュレーション結果でも、男性同様、足の外側がしっかりと地面に接地しています。(上左図中、黄色)
そして、横からみると上右図のようになっていて、下腿の向き(下図中点線)から見ても、以前の私は重心がくるぶしより前方に位置していることが分かります。確かに、以前の私は、常に踵よりも前足部に体重を感じる立ち方をしていました。
アーチが整った状態では、下腿の中心軸は私の足も男性の足も概ね垂直(上右図中の黄色と黒色の点線)になることが分かりますが、この場合は足裏全体にバランスよく体重を感じる状態になります。
こうして見てみると、足のアーチの状態は身体の重心、つまり、身体の姿勢と関係がありそうです。
次回以降で、このような観点から考察をしていきます。
では、また。
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