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靴選びの要諦-靴による姿勢への影響(3)/足とアーチ

前回、歩行時の姿勢を分析した方の足のアーチを見ていきます。

足のアーチ分析

左右共にアーチが崩れていて、左右でくるぶしの高さが微妙に異なっています。物理的に考えれば、もしアーチが整った足になると、くるぶしはもう少し上に位置すると考えられます。つまり、もう少し背が高くなりますね。

フットプリントをみると左足の方が微妙に土踏まずがあって微妙に甲が高いので、微妙に縦アーチが形成されています。また、横からみると、左足は右足より垂直に立てていますが、右足は前傾気味です。

しかし、このような左右差があるということは、骨盤が前後・左右それぞれに対して対称ではなく、歪みがあると想像されます。つまり、足から上部にある身体全体が歪んでいるのではないかと想像されます。

また、アーチが崩れた足の特徴として、足を揃えたときに左右の踵は付きません。アーチが整っていれば自然と踵も付くのですが。

足の状態をみるだけで色々分かりますね。

これまでご来店頂いている方の足を拝見していると、これまでパンプスやヒールが高い靴はほとんど履いていないという方であっても、このようにアーチが崩れている方がほとんどなので、女性の足はアーチが崩れやすいのかもしれないと感じています。

恐らく、足のアーチが整っているかどうかは、ヒールの高い靴を履いてきたかどうかではなく、「合っている靴」を「きちんとした歩き方」で使えているかどうかが影響しているのだろうと考えています。

靴は歩くための道具ですから使い方も大切なのは当然ですが、「合っている靴」というのは漠然とし過ぎですね。少なくとも弊社は、「(アーチに)合っている靴」と理解しています。

それでは、また。

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